2014年01月08日

【置かれた場所で咲きなさい】渡辺和子 読書日記394



第1章 自分自身に語りかける
第2章 明日に向かって生きる
第3章 美しく老いる
第4章 愛するということ

著者は、ノートルダム清心学園理事長。
大学卒業後、ノートルダム修道女会に入り、アメリカに派遣されたという経歴を持つクリスチャンである。そのためか、この本の内容は、キリスト教精神に満ち溢れている。

タイトルは、著者が若い頃、未知の岡山に学長として赴任して苦労し、自信喪失していた時に、一人の宣教師から渡された英語の詩から来ている。この詩によって救われ、どんなところに置かれても、そこで環境の主人となり自分の花を咲かせようと決心する事ができたという。確かに、置かれた境遇を嘆いてみても始らないのは事実である。

ページをめくると、短いフレーズと解説。
一つ一つがキリスト教精神に彩られた言葉から成っている。
自分の心にヒットするものを探してみるのも良いかもしれない。

「苦しい峠でも必ず下り坂になる」
神は力に余る試練を与えないという説明が続く。自分もそうであるが、今試練を抱えている人にとっては、慰められる言葉である。
「不平を言う前に自分から動く」
ちょっと暗いからと不平を言うよりも、自分から進んであかりをつける。昔は蛍雪を頼りに本を読み勉強をしていたものであるが、それに比べればちょっと暗いとすぐ不平を言う。なるほどと思う。

「人に恥じない生き方は心を輝かせる」
「親の価値観が子供の価値観を作る」
「子供は親や教師の『言う通り』にならないが、『する通り』になる」
なかなか深い言葉であり、親としては肝に銘じたい。

「順風満帆な人生などない」
「人生にポッカリ空いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる」
「時間の使い方は、そのまま命の使い方になる」
「自分のいのちに意味を与えることで、苦しい状況でも生きていく事ができる」

「あいさつは『あなたは大切な人』と伝える最良の手段」
「日々遭遇する小さな苦しみを笑顔で受けとめ、祈りの花束にして神にささげたい」
嫌な事でも笑顔で耐えれば、それによって神様に魂を一つ救ってもらうというマザー・テレサの言葉を言い伝えるものである。

こうした言葉の数々は、クリスチャンであろうとなかろうと、己に役立てられるものだと思う。この手の言葉は読む人の置かれた状況によって、心に響く言葉も違ってくるかもしれない。一度は一通り読んで心を清めるのに良いかもしれない。

薄い本でもあり、己自身の心身を清めるためにも、一読しておきたい一冊である・・・

    
posted by HH at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 人生論・哲学・生き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする