2015年08月30日

【巨大な夢をかなえる方法】 読書日記580



ジェフ・ベゾス
ラリー・ペイジ
ジェリー・ヤン
ディック・コストロ
ジャック・マー
シェリル・サンドバーグ
イーロン・マスク
トム・ハンクス
メリル・ストリープ
マーティン・スコセッシ
チャールズ・マンガー

サブタイトルに「世界を変えた12人の卒業式スピーチ」とある通り、これはアメリカの各大学で行われた卒業式における著名人のスピーチ集である。
アメリカの大学の卒業式は、かなり大がかりなイベントのようで、卒業生本人はもとより、家族も揃って参加するもののようである。
そしてそこでゲストとして招かれた人のスピーチが、注目されているようである。

そんな卒業式での著名人のスピーチを集めたのがこの本。
ビジネス界を中心に映画界の著名人が登場する。
卒業式のスピーチと言えば、かつてスティーブ・ジョブスが行ったスタンフォード大学でのスピーチがあまりにも有名だ。
その内容は、これから社会へ羽ばたこうとしている若者以外にもインパクトのあるものだった。
そんなことが記憶にあって、期待をこめて手にした一冊である。

最初に登場するのは、アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス。
子供の頃、祖母をやり込めてしまったエピソードから、知識を振り回せば良いということではないという事を語り、そしてニューヨークで金融機関に勤めている時に、アマゾンのアイディアを思いついたことを語る。
たぶん高給取りだったのだろうが、そのアイディアに賭けて起業する。
こういう思い切ったことは、特に日本人には躊躇する人が多いかもしれない。

アリババグループの創業者ジャック・マーも、失敗を恐れてはいけないと語る。
「冒険には失敗がつきもの」
「人生は何かを達成するためではなく、何かを経験するためにある」
冒険せずに成功などありえないということは、よく理解できる。

アリババは、ビジネスがうまくいっている時にあえてビジネスモデルを破壊するということをしてきたらしい。
「屋根を直すとしたら、日が照っているうちに限る」という言葉は説得力がある。
・根気強く努力を続ける
・常に楽観的に考える
・変化を歓迎する
そんなメッセージは自分にも当てはまる。

サルマン・カーンの話は若者にはいいだろう。
自分の50年後を想像してもらう。
死を前にして人生を振り返る。
成功したこと、そしてやっておけば良かったと思う事。
そこにランプの魔人が現れ、50年前に戻してやると言う。
希望に満ちて社会に出ようとしている瞬間に戻れるならと想像する。
そして今がその瞬間だと語るのであるが、自分もそんな想像をしてみたいと思ってしまった。
80歳の自分から見たら、今の自分にもまだまだ可能性があるだろう。

たぶんスピーチはたくさんあると思うし、ここに採り上げられているのはその中でも選りすぐりのものだと思う。
だけど全部が全部良かったというわけではない。
トム・ハンクスやメリル・ストリープのは、あまり心に響かなかった。
まぁ実際に聞くのと読むのとはまた違うし、人それぞれの経験によっても響き方は違うだろう。
自分に合ったものを探してみるのもいいかもしれない。

自分だったらどんなスピーチをするだろう。
著名人でも成功者でもないが、その時語る言葉が持てるようにこれからも行動したいと思う。
そういう意識になれた一冊である・・・

posted by HH at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 良い話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする