2016年05月31日

【No.2という働き方】細島誠彦 読書日記664



序章  なぜナンバー2を目指すべきなのか
第1章 企業におけるナンバー2とは
第2章 ナンバー2の仕事
第3章 ナンバー2の持つべき能力
第4章 ナンバー2の持つべき心
第5章 ナンバー2になるために

本を選ぶ際に、やはりタイトルは重要な役目を果たす。この本も、はっきり言ってタイトルだけで選んだ本である。
「なんでナンバー2なのか」と言う問いに、著者は明確に答える。
「起業はリスクがありハードルが高い。本当に能力があるなら、まずナンバー2を目指し、その先に起業があっても良い」と。まぁ一つの考え方であるが、起業のリスクを回避し、しかしながらそれなりに企業を動かす醍醐味を得るという点では、ナンバー2というポジションは最適であろう。

ナンバー2がしっかりしている会社は組織上強くできており、多忙な社長に代わって経営判断から末端の業務指示まで行うことができ、外部からも安心感を持って見られるとする。それは一方で、ナンバー2自身にとってもどこでも通用する人になるとする。それもその通りであろう。

ではそんなナンバー2になるためにはどうしたら良いのであろうか。
今やっている仕事を基礎に普遍性を追求し、そこに専門外の知識を積んでいく。あらゆる能力を身につけなければならず、それには「オフィスの掃除をする」といった雑用でさえ、考えてやらなければならない。
これも当然と言えば当然である。

ナンバー2は、「能力が高く」、「人に仕えることができる」人でないといけない。「能力」とは総合力であり、「バランスよくさまざまな能力を持つ」ことである。
また、「人に仕えることができる」とは、自分がどういうポジションで何をすべきかがわかっていることである。
当然、「イエスマン」ではダメで、何が会社にとって最善の方法で、さらにトップの判断に資する意見を、たとえ社長と別の意見だとしてもちゃんと述べていくことである。

理想的なナンバー2とは、
「ときにトップと戦い、ときに人に嫌われることも厭わず、組織のために働き、人に仕えるということに徹して企業を発展させることができる人」
だという。

その他にも、ナンバー2とはどういう能力を持ち、どうあるべきかが説かれていく。
ただそれははっきり言って理想的な姿であり、「そりゃそうだよね」というものばかり。「当たり前」と言えば当たり前であり、異論反論の余地はない。ナンバー2でなくてもすべてのビジネスマンに言えることとも言える。

そんな中で、個人的に心に残ったのは、ナンバー2の悪しき例として挙げられているトップを見下してしまうナンバー2であろう。「仕える」というキーワードは決して忘れてはいけないのである。私も常日頃ナンバー2になることを意識しているから、なおさら心に残ったのである。その原則さえ忘れなければ、会社を動かすダイナミズムも味わえるし、仕事も楽しくなる。ビジネスマンとしては、意識したいポジションである。

書いてあることは極めて当たり前のことであるが、そういう意識を持っている者には改めて意識付けとなる一冊である・・・

posted by HH at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス/自説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする