2020年01月31日

【ウケる人、スベる人の話し方−あの人が話すとなぜ面白いのか? スピーチ 雑談 自己紹介−】渡辺 龍太 読書日記1117



《目次》
はじめに
第1章 ウケる人の「会話の公式」7カ条
第2章 ウケる人の考え方、スベる人の考え方
第3章 ウケる人のコミュニケーション、スベる人のコミュニケーション
第4章 ウケる人の話し方、スベる人の話し方
第5章 ウケる人の対応力、スベる人の対応力
おわりに

 個人的に文章を書くのは好きだし、人前で喋るのも好きである。その時にはどうしてもウケをとりたいという欲も湧くというもの。そんな自分にとっては、ちょっと素通りできないタイトルの本である。著者は放送作家。なんでもアメリカに留学して、「インプロ(即興力)」と呼ばれるアドリブトーク術と出会い、これを学んで身につけたのだとか。「即興力養成講師」という肩書きもあるようだし、その内容に期待が募る。

 まず最初に「ウケる人の会話の公式7カ条」なるものが紹介される。
 1. ウケる人はヒトを気にする-ウケる人は目の前にいる人の反応を見る、スベる人はネタを気にしている
 2. ウケる人は打席を作る-ダメ元でチャレンジ
 3. ウケる人は対立関係を作る
 4. ツッコミの「間」を重視する-「え?」「何ですか?」などのシンプルな一言
 5. 他人と自分のネタを区別しない-相手の話題を受け入れる、「YES AND 自分の意見」
 6. 常にギャップを出す-聞き手に想像する時間を与える
 7. 正直である-自分の話に嘘を混ぜない

 なる程、言われてみればそうだなと思い当たること、しばしばである。「スベる人はフリ(話)が長い」というのはその通りだと思う。「屁理屈は涼しい顔で言う」とするが、なかなか言えるものではないかもしれない。「話を聞くと映像が浮かぶ」というのは、何もウケ狙いだけではなくて、一般のコミュニケーションでもそうだろう。「一般社会においてウケる人であるためにはまず一緒にいて楽しい人と思われること」というのは正論だろう。「自分が話す番を待つ」というのも、そもそもコミュニケーションにおいては大切だろう。

 ちょっとした工夫で簡単にできそうなのは、「ありえないくらいに話を大きくする」、「絶対に無理な方向へ話をズラす」というところだろうか。「ウケる人とは自分に合ったキャラクターを見つけられた人」というのは、意外だが嬉しい気もする。というのも、お笑い芸人のような明るいキャラクターは自分には向かないからである。そういう人も多いと思う。「自分の笑いのツボを浅くしてどんな事柄にも笑えるようにしておく」というのも他者との関係では大事だろう。

 毒舌は社会や自分に向けて吐くというのも意識したいところ。さらに笑いは共同作業だという。そのために心がけることは、
 1. 発言を会話全体の半分程度に抑える(喋りすぎない)
 2. 相手の話に興味を持って聞き、なるべくリアクションを大きくして笑ってあげる
 3. 相手から質問を投げかけられたら必ず脱線せずに答える
要は、笑いはテクニックだけではないということだろう。

 総じて感じるのは、笑いはコミュニケーションだということ。これを読んですぐにウケる人になれるかはわからないが、コミュニケーションを円滑にはできると思う。心したい一冊である。





posted by HH at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: