2020年03月14日

【俺か、俺以外か。−ローランドという生き方−】ROLAND 読書日記1131



《目次》
プロローグ
ローランド誕生
ローランドの名言-哲学-
ローランドの名言-美-
ローランドの名言-愛-
ローランドの名言-仕事-
ローランドの名言-人生-
ローランド-珠玉の名言集-
ローランド氏をより深く知るためのQ&A
エピローグ

 著者はホストを経て現在はホストクラブのオーナー他を手がける実業家とのこと。ホストとして歴代最高の売り上げを達成し、またメディアにも多数出演してその「名言」とともに話題になっている人物とのこと。タイトルもその「名言」の一つらしいが、普段タレントがわんさか出る芸能番組を見ない身としてはまったく知らない人物であった。この本をなぜ「積ん読リスト」に入れたのかは覚えていないが、なるべく幅広く読みたいと考えているので、抵抗なく読み始めた次第。

 ホストと聞くと「チャラい」男というイメージがあるが、高校時代までサッカーで全国大会出場を目指し、決勝まで行ったというからちょっと違う。『ゴッドフアーザー』に感化を受け、ジェームズ・ボンドに惹かれ、『タイタニック』に感動するというところは、映画の趣味は自分の感性に一致している。悪い人物ではなさそうである。

 サッカーで挫折したあと、なんとなく大学進学しようとするが、やっぱり合わないと1日で退学し、ホストの世界に飛び込む。「やるならナンバーワンを目指す」と決意し、下積み生活を耐える。この辺りは、やはりスポーツで培ったパッションかもしれない。「名言」については、「言葉とは作品」と称し、ドライブ中でもふと言葉が思い浮かぶと車を止めてメモを取る。「俺がホスト業界を変える」「伝説を作ってやる」そんな意識を行動にし、その意識が言葉に宿る。そんな実績とパッションに裏打ちされているからだろうか言葉だけ追っていても心動かされるものがある。

「嫉妬や妬みはいい男のアクセサリーみたいなもんだろ?」
合コンで言ったらウケそうな感じだが、個人的にはこんな洒落た言葉よりもビジネスにも通じる本質に迫る言葉に心打たれるものがあった。
 1. 100人が100人ダメと言っても、その100人全員が間違えているかもしれないじゃないか
 2. 年齢はどれだけ生きたかは教えてくれても、どう生きたかは教えてくれない
 3. 仕事道具に愛情を持てない奴は仕事に愛情がない奴
 4. 自信を持てとは言わないが、自身のあるフリをしろ
 5. カッコ悪く勝つくらいなら美しく負ける方を選ぶ
 6. 病むのではなく悩む。どうしたらその状況を解決できるのかという方向にシフトチェンジする癖をつける
 7. 売れないときは堂々と売れ残ってやる
 8. 先の見えない人生より先が見えてしまった人生の方が怖い

ジェームス・ボンドを意識しているのか、男としては吐いてみたいセリフも多い。
 1. たくさん嘘をついてきたけれど自分に嘘をついたことはない
 2. デブは甘え。普通に生きていたら太らない
 3. 常に鏡とジャンケンしても勝てるくらいの自信が備わっている
 4. ローランドが下を向くのは靴を履くときだけ

 女性とドライブしていて渋滞に巻き込まれたとき、「周りは全部エキストラ。君と長く一緒にいたいから」なんてさらりと言えたら、かっこいいだろう。会議中に寝てしまったのがバレたとき、「寝てません、まぶたの裏見てただけです」なんて言えば場も和むだろう。単に洒落た言葉だけでなく、その背後に見える仕事への意識は一流のものがあると感じる。やはりどんな世界であろうと一流を極めた人物の言葉や考え方には見習うものがあると思う。

 見てくれではなく、中身をしっかりと見てみたいが、ローランドという人物に単なるホストを超えた一流の匂いを感じることができる一冊である・・・


 
posted by HH at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | ビジネス/生き方・考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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