2010年03月16日

【聖夜の贈り物】百田尚樹 読書日記48


聖夜の贈り物

聖夜の贈り物

  • 作者: 百田 尚樹
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2007/11/22
  • メディア: ハードカバー




第一話 魔法の万年筆
第二話 猫
第三話 ケーキ
第四話 タクシー
第五話 サンタクロース

「永遠の0」「風の中のマリア」「ボックス!」と続いた百田尚樹の著書もとりあえずこれが最後。本書は、著者のデビュー2作目の短編集である。

タイトルにある通り、納められた5つの話はすべて「クリスマス・イブ」の出来事。
ちょっと不思議な話、ほろっとくる話、にっこりとしてしまう話・・・
どれもこれも優しいストーリーである。

第1話は7年務めた勤務先からリストラを言い渡された34歳の恵子が、不思議なホームレスと出会う話。
人が良くて突然の解雇にも関わらず、会社も大変だからと社長を気遣う有り様。
そんな彼女が3つの願い事を叶えてもらえるチャンスにめぐり合う。

普通だったら1億円欲しいとか考えてしまうだろう。
しかし恵子が望んだのはまったく違う事。
こうありたいなと思わずにはいられなくて、そしてラストは文字が滲んで読めなくなる・・・
う〜む、と思わず唸ってしまう。

5話のストーリーはすべて女性が主人公。
まあクリスマス・イブに男が主人公で何をする、というのもあるかもしれない。
しかし、男の著者が女性の事をうまく書くものだと関心する。
改めてストーリー・テラーとしての才能を感じさせられる。

とりあえずこれで全著書は読んでしまった。
まだまだこれからも書き続けてほしい作家だ。
次回作が本当に待ち遠しい一冊である・・・
    



posted by HH at 23:07| Comment(1) | TrackBack(1) | 百田尚樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by 藍色 at 2010年12月24日 01:24
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聖夜の贈り物 百田尚樹
Excerpt: 恵子はクリスマス・イブに、長年勤めてきた会社から解雇を言い渡された。 人のことばかり考えていつも損をしている恵子は、 この日もなけなしのお金を、ホームレスにめぐんでしまう。 ホームレスは「この万..
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Tracked: 2010-12-24 01:14