2010年03月20日

【弱者の兵法】野村克也 読書日記49


弱者の兵法 野村流 必勝の人材育成論・組織論

弱者の兵法 野村流 必勝の人材育成論・組織論

  • 作者: 野村 克也
  • 出版社/メーカー: アスペクト
  • 発売日: 2009/07/24
  • メディア: 単行本




序 章  日本の野球はベースボールを超えた
第一章  プロフェッショナルとは何か?
第二章  全知全能を懸けてこそ弱者は強者になる
第三章  指導者の役割とは何か?
第四章  「無形の力」が弱者を勝利に導く
第五章  人間教育が真に強い組織の礎を成す
あとがき 真のワールドシリーズ実現に向けて

元楽天イーグルス野村克也監督の一冊である。
もう何冊も読んでいるが、ついつい手に取ってしまう理由はといえば、大好きな野球の話がたくさん出てくる事もあるが、やっぱりつい頷いてしまう事が多いからだろう。
現役時代からいつ首になるかという不安の中から必死に努力して身につけてきた「考える」という習慣。
それが野村監督のベースになっている。

その結果、自身パリーグで何度も首位打者となり、プレイングマネージャーとして活躍し、監督としても成功している。
テレビの解説者時代も本を読み勉強を続けたがゆえに、人を唸らせる話ができる。
自慢話もけっこうあるのだが、あまりそれが嫌味に聞えない。
そんなところが監督本の魅力だろうか。

今回も「弱者の兵法」とタイトルがついているが、監督の人生はまさに弱者の立場の人生。
華やかな脚光を浴びるセ・リーグのONに比べ、成績は劣らないものの地味であった自身の歴史がそれを語っている。
考える事によって生まれた「無形の力」。
それがあちこちで花を咲かせる話がおもしろい。

メジャーリーグ華やかなりし現在であるが、今はメジャーも球団数が圧倒的に増え、以前ほどレベルは高くないという。
むしろ日本の野球は相当レベルアップしているそうである。
しかし、韓国もまた然り。
そこにはデータを重視し考える野球に取り組んでいるからだという。

指導者は、選手は一体どうしたらよいのか、どうすべきなのか。
監督が常々説く「無形の力」の活かし方が語られていく。
技術よりもまず人間形成。
野球に詳しくなくても話はわかりやすい。
あちこちで重複する話もあるが、それはそれで面白い。
これからも読み続けたい監督本である・・・
     


posted by HH at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 野村克也 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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