2010年04月17日

【日本で一番大切にしたい会社2】坂本光司

障害者の割合がなんと従業員の7割を越えるという企業「日本理化学工業」など、心ある経営をする企業を取り上げた日本でいちばん大切にしたい会社の続編である。
企業だから当然利益を上げなければいけない。
だが利益を上げるだけでいいのだろうか。

当然利益を上げてなおかつ従業員も満足して、さらに世の中の役に立てばこれ以上はない。
だが実際にはそんなきれいごと言ってられない。
現実は厳しいのである、という企業が大半なわけで、だからこそ理想的な経営をしている会社に称賛は集まる。
前作で紹介できなかった企業がまだある、ということでこの本である。

ここで取り上げられている企業は8社。
株式会社富士メガネ:世界の難民や中国残留孤児に「視力」を贈る感動のメガネ店
亀田総合病院:「もう一度入院したい」と患者が言う病院
株式会社埼玉種畜牧場「サイボクハム」:「農業のディズニーランド」を実現する
株式会社アールエフ:「小さな命をもっと救いたい」−世界が驚く内視鏡を開発
株式会社樹研工業:社員は先着順で採用、給料は「年齢序列」の不思議な会社
未来工業株式会社:「日本で一番休みの多い会社」
ネッツトヨタ南国株式会社:全盲の方と行く四国巡礼の旅で人の本当の優しさを学ぶ
株式会社沖縄教育出版:日本で一番長くて楽しい朝礼で月150通の感謝の手紙が届く

どの企業も社員が生き生きと働き、それが顧客に感動をもたらしている。
毎年売り上げがいくらでどれだけ利益が出たといったあくせくした様子がない。
もちろん、企業だからまったく無視しているのではないだろうが、十分な成果をあげられているのだろう。

こうした例をみていると、企業の経営者は何を目指して経営すべきなのかがわかるような気がする。
世の中の大半の企業が同じようになったらどうなるのだろうか。
世の中もっと住みやすくなるのか、それともそれが当たり前になるとそれだけではダメになるのか。

こんな企業で働いてみたいと読む者はきっと思うに違いない。
まだまだシリーズとして続くみたいであるが、他にも知られざる感動企業があるのかと思うと続きも楽しみである。
    
    
日本でいちばん大切にしたい会社2

日本でいちばん大切にしたい会社2

  • 作者: 坂本 光司
  • 出版社/メーカー: あさ出版
  • 発売日: 2010/01/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



posted by HH at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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