2011年02月27日

【ほんとうの国語力が驚くほど伸びる本】福嶋隆史 読書日記140

子供がいると教育系の本にはついつい目が留まる。
最近は特に作文・国語力といったキーワードを意識している。
これはタイトルからして惹かれて手に取った一冊である。

最近は教師の質の劣化が危惧されているが、中にはこの本の著者のように優れた人もいるのだと知って安心する。
しかし優れ過ぎていたのか、今は学校の先生から国語塾の経営者に転身しているようである。

国語力は国語だけのものかと思っていると、実はそうではない。
読解力を通じてあらゆる教科に影響が及ぶ。
難関中学・高校に合格したという喜びの声にはまったく影響されないものの、こうしたコンセプトにはなるほどと頷くものがある。

さっそく読みはじめる。
序章や第1章は国語力の重要性を説く部分となっている。
重要性が分かっている立場からすると、あらためて確認という事になるのだがちょっともどかしい。
そしてその決め手が“3つの力”だという。

“3つの力”とは、「いいかえる力」「くらべる力」「たどる力」である。
「いいかえる力」とは、その名の通り「つまり/たとえば」の言葉で代表される通り別の言葉で表現する力である。
論理的思考能力とは、「要はどういう事か」というポイントをしっかり理解することから始る。
その時に効果を発揮するのが、「要はどういう事かと“いいかえる力”」というわけである。

「くらべる力」とは「観点を捉える力」。
優れた文章はきちんとした比較ができているもの。
正しい観点から比較ができていれば、そこから展開される議論も筋が通ってくるし、正しい観点から比較ができていないと、そもそも論理としておかしいと言う事になる。

「たどる力」は「因果関係を捉える力」。
これも重要性は説明するまでもない。
この3つをしっかりと身につけることで国語力が磨かれるのだという。
日々自身が主催する国語塾で実践しているというから説得力もある。

しかしながら問題は実戦にある。
理屈はこの本を読んでも果たしてその通りに我が子を指導できるのか。
そんな声も当然上がってきそうであるが、それについては何と問題集まで出ている。
さすが、と正直思わせられた。
問題集も買ったのは言うまでもない・・・
    
「本当の国語力」が驚くほど伸びる本―偏差値20アップは当たり前! [単行本] / 福嶋 隆史 (著); 大和出版 (刊)

ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕 [単行本(ソフトカバー)] / 福嶋隆史 (著); 大和出版 (刊)
posted by HH at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 教科書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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