2011年08月06日

【大前研一洞察力の原点−プロフェッショナルに贈る言葉】大前研一


     
第1章 答えのない時代に必要なこと
第2章 基本的態度
第3章 禁句
第4章 考える
第5章 対話する
第6章 結論を出す
第7章 戦略を立てる
第8章 統率する
第9章 構想を描く
第10章 突破する
第11章 時代を読む
第12章 新大陸を歩く
第13章 日本人へ

大前研一と言えばその著書は100冊を越えているらしい。
私ももう何冊も読んでいるが、この本は過去の発言を集めた、いわば「大前研一名言録」とでも言うべきもの。
ツイッターで発表したら好評で、それが書籍化へとつながったのだと言う。
それで一冊の本になってしまうわけであるから、大変なものである。

中味については、名言をそれぞれテーマに分けて記載する形をとっている。
一言一言については良い悪いもない。
さすが日本一の経営コンサルタントの言葉だけあって、けちのつけようがない。
ただ読み手がそれをどう受け取るかは、その時々の置かれた状況や過去の経験や諸々の事どもによって変わってくるかもしれない。
以前は何とも思わなかった言葉が、あとで触れるとずしりと応える、なんて事はままあるだろう。

「面白い仕事と面白くない仕事というのはない。面白い仕事のやり方と面白くない仕事のやり方があるだけだ。」
かつてこの言葉に触れ、考え方を変えた記憶がある。
今は常に意識している。
周りを見渡してみると、この言葉を教えてあげたくなる人たちがいる。

「人生を変えられるタイミングは何度でもある」
文脈によっては同じ言葉でもニュアンスが変わる事がある。
この言葉は違う文脈で使われているが、取り出してみて、この言葉だけにしてみると胸に残るものがある。

「私の辞書に明日まで待つという言葉はない」
確かにその通りだし、その言わんとしている事はよぉくわかる。
だが日常生活では明日まで待ちたい事だらけだ。
明日まで待ってうまくいったりする事があるから尚更だ。
特に交渉事で相手に決断を迫る場合は、拙速は必ずしも得策ではない。

「そもそも“discuss”という言葉は、否定を意味する“dis”と、恨むと言う意味の“cuss”が合体した言葉です。要するに反対したり反論したりしても『恨みっこなし』というのがディスカッションの本来の意味なのです」
日本人はこれが理解できていないから、ディスカッションが不得手なのだろう。

「幕末の改善を江戸幕府のペースに任せていたらどうなったか。彼らも改革をやるつもりだった。しかし幕府側の言う『最大の努力』というペースでは、日本はおそらく欧米列強の植民地になっていたでしょう」
今の日本の政治家にこれほど聞かせたい言葉はない。

「私が息子たちに強調したいのは、『自分に対する責任、家族に対する責任、社会に対する責任、日本人として日本と言う国に対する責任−この4つの責任だけは自覚していろ。あとは自分の好きな事をやれ、自分の人生は自分で決めろ』ということだ」
子供たちにも意識させたい事だ。

数え上げればきりがない。
こうした言葉をヒントとしていかに自分の血肉に変えるか。
それをできるのは自分自身しかいないわけで、そうした一助にするために一読するのもいいかもしれない・・・

      
posted by HH at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 大前研一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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