2015年07月03日

【エースと呼ばれる人は何をしているのか】夏まゆみ 読書日記560



第1章 エースの資格
第2章 エースは群れない−「自己確立」のための思考法
第3章 エースの努力−「正しい努力」が「自信」を生む
第4章 エースの習慣−「前進」するための生き方
第5章 エースのその先へ

著者は、ジャニーズやAKB48、モーニング娘。などを指導したダンスプロデューサー。
自身も日本人で初めてソロダンサーとしてニューヨークのアポロシアターに出演して絶賛を浴びたという経歴の持ち主。
ダンスの世界では第一人者なのであろう。

そんな著者の記したこの本、タイトルだけで読みたくなった一冊。
されど、読む前の興味=「エースと呼ばれる人は何をしているのか」は、読み終わった後も残ったままであった。
ダンスの世界では一流でも、文筆の世界ではなかなか難しいのであろう・・・

冒頭で、「エースの資格」が語られる。
それは、「成長するため」の「正しい方法」を続けているかということであり、それは具体的には以下の3つ。
@自己を確立し
A自信を持ち
B前に向かって進む
何だかわかったようにわからないような説明である。

そして肝心の「エース」であるが、これがどうも最初に思い描いていた「エース」とは違うようである。
最初に思い描いていた「エース」とは、AKB48で言うと「センター」のことらしく、つまり、野球で言う「エース」=中心選手(ピッチャー)とは違うらしい。
「センター」以外の周りにいるメンバーが「エース」らしいが、これもよくわからない。

「エース」とは、「自分自身の実力や魅力を発揮すべき場所で十分に発揮し、輝いている人」のことを言うらしい。
そして「エース」には誰でもなれるという。
それはそれでありがたく思う。
だが、何だか抽象的な説明が多くて、イメージが湧かない。

具体的な例が欲しいが、志村けんはたった一度のダンスの指導の時、間違いを指摘したら素直に笑って場を和ませたというエピソードも、モーニング娘。のエピソードも、初期のAKB48のファンにはおなじみの「目からビーム、手からパワー、毛穴からオーラ」という合言葉も、「だから何?」と思わざるを得ない。

エースは、「群れない」「ゼロになる」「良いプライドを持つ」という説明も抽象的。
「良いプライド」と「悪いプライド」の違いもよくわからない。
「悪いプライド」とは「自己防衛のためのプライド」らしいが、今自分のもっているプライドも、もしかしたら「自己防衛のためのプライド」かもしれないと考えたら、そう思えなくもない。
たぶん、悪いプライドなのかもしれない。

とはいえ、「挨拶は名前付きでするのが理想的」なんて指摘は、具体的でわかりやすい。
それは効果的ではないかと思う。
だが、残念ながら具体的なのはそのくらいであった。
たとえばイチローは高校生の時、「毎日欠かさず素振りを10分していた」(それも「最低10分」だったらしい)といったエピソードがあった方が、理解力の乏しい我が身としては助かったと言える。

せっかくのその世界の第一人者の本であるのに、難しくて良く分からなかったのは残念であった。
「エースと呼ばれる人は一体何をしているのだろう」
答えを知りたい一冊である・・・

posted by HH at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス/自説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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