2015年07月18日

【ゼロ・トゥ・ワン】ピーター・ティール 読書日記565



原題:ZERO to ONE
1 僕たちは未来を創ることができるか
2 1999年のお祭り騒ぎ
3 幸福な企業はみなそれぞれに違う
4 イデオロギーとしての競争
5 終盤を制する
6 人生は宝クジじゃない
7 カネの流れを追え
8 隠れた真実
9 ティールの法則
10 マフィアの力学
11 それを作れば、みんなやってくる?
12 人間と機械
13 エネルギー2.0
14 創業者のパラドックス
終わりに 停滞かシンギュラリティか

著者はシリコンバレーで現在もっとも注目される起業家、投資家の一人だそうである。
PayPalを共同創業し、Facebook初の外部投資家でもあったらしい。
基本的に書籍の推薦依頼を書かないという瀧本哲史氏(『君に友だちはいらない』)が推薦文を書いているということもあり、冒頭から期待が盛り上がる。

基本的に世の中にない新しい企業を生みだそうとする者たちに向けた本であり、だから「0から1(を生みだす)」というタイトルなのである。
そしてそのゼロから1を生みだす垂直的な一歩は、「テクノロジー」だとする。
その意味は、「ものごとへの新しい取り組み方、より良い手法」すべてとのことである。
そして著者がこれまでの経歴を通じてつかみ取ったエッセンスがさまざまに紹介されていく。

それらは要約すると、「どんなビジネスも答えを出すべき7つの質問」に集約される。
1 エンジニアリング:ブレークスルーとなる技術
2 タイミング:適切なタイミング
3 独占:小さく始めて独占する
4 人材:仕事を超えた関係
5 販売:プロダクトだけではなく、それを届ける方法があるか
6 永続性:10年後、20年後も生き残れるポジション
7 隠れた真実:他社が気づいていない独自のチャンス

独占については、特に「小さく始める」ことが強調されている。
小さく始め、規模を拡大し、終盤を制する(ラストムーバーとなる)ことが重要。
様々なことに応用ができそうな気がする。
そして「誰と始めるか」の重要性も説かれる。
仕事を超えた関係をマフィアと呼んでいる。
それは、『GILT』でも強調されていたし、やはり共通の真実なのだろう。

そんなノウハウばかりではなく、最後に熱いメッセージもある。
「未来が勝手によくなるわけはない−ということは、今僕たちがそれを創らなければならないということだ」
「目の前のチャンスをつかんで仕事と人生において新しいことを行うかどうか」
個人的には、起業は難しいが、そういう心意気は持ちたいと思わせられる。

「ただこれまでと違う未来ではなく、より良い未来を創ること」
それが「ゼロから1を生み出すこと」だとまとめる。
素直に受け止めたい言葉である・・・

posted by HH at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス/自説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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