2016年05月18日

【インテリア工事姉さんの“デザインリノベーション”で家賃収入UP作戦!】みなやまくみこ 読書日記658



序 章 私たち、デザインリノベで家賃収入がアップしました!
第1章 デザインリノベーションってなに?
第2章 魅せる部屋づくり〜予算別リノベーション〜
第3章 デザインリノベーションの発注とコスト
第4章 ケーススタディ デザインリノベーションで家賃アップ

著者はデザインリノベーション専門デザイナーとのこと。仕事柄、リノベーションには興味を持っており、迷わず手にした一冊。

まずは実際の施工例が紹介される。「ボロ戸建(6LDK)から2世帯アパート(2LDK✖2)へリノベーション」、「風呂なしトイレ共有のボロアパートを共有シャワールーム・家具家電付にして家賃1万円増」という二つの事例に目を惹かれる。こういうところは、芸術の域でもあり、本で読んだからといって真似できるものでもない。著者にすごく興味を持つ。

そもそもであるが、「リノベーション」とは近年になって登場した言葉である。「リフォーム」は一般的であるが、「リノベーション」と「リフォーム」とは違う。不動産業者でもこの違いがわかっていなくて、ごっちゃに使用している例も目につくが、著者は「リノベーション」とは、「デザイン性を持ってより価値を上げていく工事」であるとする。今は選ぼうと思えば数かぎりない物件がある。その中で「選ばれる」ためには、この「デザイン性」という観点は重要である。

やってはいけない勘違いリノベーションとして、「統一感のないデザイン」と「生活動線の無視」が挙げられている。また、水周りのリノベーションは配管等の作業も入り、実は費用がかかる。費用対効果という点では慎重になるべきとする。全体的にこの方は、「費用対効果」の考え方を随所で示している。大家さんとしては、ただ金をかければ良いというものではなく、そういう点でいいアドバイザーだと感じる。

リノベーションをする前に、
1. ニーズ・・・何を求められているのか?
2. コスト・・・どこまでお金をかけられるのか?
3. バリュー・・・それをやる価値があるのか?
をしっかり考えないといけないとする。
そうでないと、必要不可欠な修繕すら渋ったり、リフォーム業者の勧めに従い必要以上にお金をかけ過ぎてしまったりしてしまうという。それはその通りであろう。

予算別リノベーションも参考になったところ。予算100円から10万円くらいまでの「スポットリノベ」、予算100万円くらいまでの「バリューアップリノベーション」、100万円以上の「プランニングリノベーション」とあるのは、なかなか親切である。「スポットリノベ」では、アクセントクロス、収納、照明、インテリアシールなど、まさに工夫のしようという感がある。

最後に著者が手がけたデザインリノベーションの例が紹介されているが、これは文字だけではイージしにくいリノベーションを理解するのに役に立つ。本では白黒なのが残念なところであるが、ホームページではカラーで見られるので良しとしたい。
私のように仕事で関係する人はもちろん、すでに大家さんになっている人も知識として知っておいて損はない内容。薄い本ではあるが、大いに参考にしたい一冊である・・・


posted by HH at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 不動産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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