2016年05月29日

【松本零士が教えてくれた人生の一言】宮川総一郎



第1章 意志を貫け!〜人生におけるここ一番の決断の時に〜
第2章 人生の意味を知れ!〜有限の時間を生きる〜
第3章 おおいに悩め!〜青春の時間は全て人生に必要な時間だ〜
第4章 自由を貫き通せ!〜自分の全てに責任を持って生きる覚悟〜
第5章 自分の中の血の記憶を知れ!〜過去から受け継いで来たDNAの力〜

先日、『松本零士未来へ翔び立つ名言集』を読んで妙に懐かしくなり、続けて手に取った松本零士を取り上げた一冊。

著者は、もともと漫画家を志し、松本零士のところに原稿を持ち込んだりと早くからファンであったらしい。今はゲームの会社を作り、松本零士の漫画のキャラクターなどを扱っているようである。そんな著者が、松本零士の漫画を振り返って語っている。基本的に『松本零士未来へ翔び立つ名言集』とそのエッセンスは同じである。

松本零士の漫画は、やはりその根底に流れる「信念を持った生き方」が大いに読む者の心を打つ。それをいろいろな漫画を題材に語る。
・信念を持って命がけでやるなら、できないことなど何もない
・可能性を最後まで捨てるな
第1章は、「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」から引用される。
素直にそのまま受け取れるなら、己の人生においても有益なことだと思う。

・今の自分にできないからと言ってそれが結論ではない。いつか必ずできる日が来る。
・人には生まれの不平等がある。それを乗り越えて生きろ。
・今の自分が認められていなくとも、あきらめるな。
「男おいどん」に加え、著者が松本零士ご本人から言われた言葉も紹介されている。「男おいどん」は、明日を信じて歯を食いしばって必死に生きる男であり、若い頃には特に励みになるのである。

・人に流されたり従ったことで、自分の人生を棒に振るのは愚かなこと
・リスクに怯えて縮こまるな。リスクを乗り越えて人生の成功をつかみ取れ
・他人を理解しろ。そうすれば自分の苦しみも挫折もわかってくる
若い頃は、何の疑いもなく自然に受け入れられるが、年を経て色々と経験を積んでくると段々と難しくなってくるものがある。サラリーマンになると、ついつい居心地の良いところから出たくなくなったり、出るのが怖くなったりするものである。「そうは言うけど・・・」という言い訳がついつい出てくるのである。

・自分が今を生きている事は過去の先人たちの歴史に乗っている事だ
・人は自分一人で何かを成せるわけではない。しかし、自分がまず成し遂げていかなかったら誰も代わりにはやってくれない
・今の自分が想像できる高みまでは、自分が生きているうちにたどり着く事ができる。それを信じて努力を続けていける気持ちさえあれば、必ず成し遂げられる

過去から未来へという時間の流れの意識というのも、松本零士の漫画の一つの特色とも言える。明日を夢見て頑張るという気持ちを持たせてくれるのである。「戦場漫画シリーズ」も好きな漫画の一つであるが、理不尽な環境下で死ななければならない身の男たちが語る言葉は子供の頃の私の心に響いたものである。

全編から著者の松本零士への敬慕が伝わってくる。それに接していると、昔何度も読み返した漫画をまた読みたくなってしまった。私の弟などは、全く好きでなかったから、人それぞれ好みがあるのは確かであるが、同じ好みの著者とは気が合いそうである。私の人格形成にも大いなる影響を与えた松本零士の漫画。「漫画を馬鹿にするなかれ」という私の信念を改めて確認させてくれた一冊である・・・

posted by HH at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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