2016年10月18日

【本音で生きる−一秒も後悔しない強い生き方−】堀江貴文



序 章 なぜ、本音で生きられないのか
第1章 言い訳をやめる
第2章 バランスをとるな!
第3章 本音で生きられない理由は「自意識」と「プライド」である
第4章 すべてを最適化せよ
第5章 本音で生きるために必要なこと

ホリエモンの著書は近年比較的集中して読んでいる。人によっては好き嫌いがある人だと思うが、個人的には好きな方に入る。その主張するところは、確かに「チクリ」とするところはあるが、その通りだと納得できる部分が多いからである。個人的に自分が議論好き、理屈好き人間であるためか、「なんとなく」よりもはっきり理屈で説かれる方が心地良いせいもある。

そんなホリエモンは、本のタイトルに対し、「なぜ本音を言えないのか」と「素直に」疑問を呈す。「なぜ本音で生きられないかのほうが僕にはわからない」とする。そうだろうと思う。「なんで?言っちゃえばいいのに」という子供が聞いたらその通りだとしか思わないであろうことをさらりと言う。「それが言えれば苦労しない」と言う声が聞こえてきそうである。「ホリエモンだから」言えるのか、「言えるから」ホリエモンなのか。
おそらく後者であろう。

どうしたら本音で生きられるようになるのか。それは以下の3つだとする。
@ 言い訳しない
A バランスを取ろうとしない
B 「自意識」と「プライド」を捨てる

本音を言えないところの最たるところは、「職場」かもしれない。その職場の人間関係は、「セミドライ」がいいとする。つまり、「仕事としては相手に尽くすけれど互いに寄りかからない距離が一番いい」と言うものである。ここで、「相手に尽くす」とは、馴れ合うために与えるのではなく、「目的を持った者同士が目的を達成するために与え合う」ことだとする。なんとなくわからなくもない。

他人のことは、放っておく。「議論は平行線のままでいい」と言う意見は、妙に心にフィットした。それは個人的にも議論好きと言うこともあるし、一方で「議論疲れ」にも辟易しているからでもある。しかし、議論は大事だが、「お互いの価値観が異なっていることがわかる」ので良いとする。意外な気もするが、おそらく常に他人と意見が異なることが多いであろうホリエモンだからこそ、なのかもしれない。“We agree to disagree”でいいのだとする。それよりも、「自分の意見は言わず、周りの空気を読んでみんなと合わせようとする」ことを批判する。それは納得である。

「言い訳をやめる」ことは、誰もが言うことでもある。「お金がないから」「時間がないから」「凡人だから」と言った時点で、もうそれは「今のままでいい」と言っているのと同じだと喝破する。「やり方なんてものはなく、すべてトライアンドエラー」と言う意見には、すべて同意である。「お金がないから」と言っている人は、お金があってもうまくいかないだろう。猫ひろしにカンボジアならオリンピックに出られるとアドバイスしたのは、ホリエモンだと言うエピソードは面白かった。それを実行に移す猫ひろしもすごいと思う。

「プライド」とは「世間体」であり「人の目が気になること」だとする。「実際には存在しない『世間』などと言うものを気にする必要はないと言う意見にも至極同意である。「ノリの良さ」が大事だし、「バーディを取りたいのなら強めに打たないとダメ」と言う喩えはわかりやすい。それから続く格言とでも言うべき主張も参考になる。

・情報は覚えるのではなく、浴びる
・情報の量が質を作る
・アイデアではなく、実行力にこそ価値がある
・大量にアウトプットし、「自分で考えること」を繰り返す
・やりたいことは、“今”やれ!
・大事なのは、GIVE! GIVE! GIVE!

しかしながら、「すべての時間を最適化せよ」と言う部分だけは同意しかねるものがあった。ホリエモンは、超多忙な中、いろいろなことをやっているようである。多分普通の人の何倍もの量だと思う。それを可能ならしめているのが、この時間の「最適化」であるようだが、無駄が心地良いと感じる我が身には、とてもホリエモンのような濃密な活動はできないしやりたくない。まぁ、性格な部分は仕方ないであろう。

 それはそれなのであるが、こう言う「成功者のリズム」とでも言うべき主張は大変参考になることは確かである。すべて真似しようとは思わないし、できないだろうが、大いに参考にしたいと思う。普段気を使いすぎて疲れている人、空気を読むことに疲れている人には、新鮮かもしれない。そんな人には、ちょっとしたヒントになりそうな一冊である・・・



posted by HH at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス/経営者の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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