2017年06月09日

【むだ死にしない技術】堀江貴文



序 章 あなたは、むだ死にするかもしれない。
第1章 むだ死にしたくなければ、ピロリ菌に気をつけろ。
第2章 むだ死にしたくなければ、リスクを恐れるな。
第3章 むだ死にしたくなければ、「忙しい」を言い訳にするな。
第4章 むだ死にしたくなければ、歯医者に行け。
第5章 むだ死にしたくなければ、QOLを意識しろ。
終 章 これからの生存戦略と医療

 ホリエモンの本は読んでもハズレがないのだが、この本のタイトルを見た時は、正直読むかどうしようかと迷った。これまでの著書と毛色が違うように見えたからである。いろいろとやっている人だから、それでも何か得るものがあるかもしれないと手にした次第。

 「むだ死に」とは刺激的なタイトルであるが、「予防できる手段があるにもかかわらず何の手も打たずに病気にかかって命を落としてしまうこと」だとする。そして、「むだ死にしない技術」とは、最新の予防医療に基づいた知見だとする。これまで情報、働き方、時間、ライフスタイルとあらゆる面でむだを省き「最適化」してきた著者が、今度は医療・健康を最適化しようというらしい。そして、すでに「予防医療普及委員会」なるものを立ち上げているという。

 日本は、平均寿命が長くなる一方で、病気を事前に予防するという意識が諸外国に比べ極端に薄いという。そんな中で、ホリエモンがまず取り上げるのが「胃がん撲滅」。胃がんはその99%がピロリ菌による感染症が原因だという。よってピロリ菌の有無を検査して早めに対策をとれば胃がんで死ぬ人は格段に減るとする。確かに、それほど明確ならやらない手はない。

 日本人は、健康志向なのに予防には無頓着だというが、我が身を振り返ってみてもそれは事実だと思う。これは国策で矯正しないとダメだと著者は語る。アメリカでは、民間の保険会社が大腸がんの抑制のために内視鏡検査を受けた人と受けない人とで保険料に差をつけたところ、(みんなが検査を受けて)あっという間に大腸がんの死亡率が激減し、今や日本人よりも患者数が少なくなったのだとか。これは重要な事実である。

 そうした事実を受け、ホリエモンは保険組合の民営化を主張する。市場原理が働くことによって効果があるとする。共産党あたりは反対しそうだが、理屈的には正しいと思う。胃がんで毎年5万人が死ぬのに、ピロリ菌の検査をする人は10%だという。本人が発症しなくとも子や孫に感染させることもあるというから、これは何もしないのは罪である。除菌に健康保険がきくのは世界で日本だけだというし、やらない手はない。「ABCリスク検診」というのがあるらしい。

 もう1つ強調されているのが、歯周病。大人の80%が放置しているという。いろいろな病気の元になるらしく、歯磨きだけで予防は無理らしい。パーフェクトペリオという機能水でのうがいがいいらしいが、これも意識したいところである。ホリエモンとしては、視力矯正もレーシックをやったという。見えないストレスから解放されたかったらしい。こちらもICLという視力矯正が紹介される。米軍兵は国の予算で手術を受けられるらしい。50代で老眼が始まると多焦点レンズというのがあるらしい。

 興味を持って目を向ければ、いろいろと見えてくるのだと思う。「健康は大事」と頭ではわかってはいるものの、ではそれに対して何をしているのかと問われれば何もしていない。それではいけないのだと改めて思う。もう中年のいい歳だし、これからは少しずつ具体的なアクションを起こしていこうと思う。まずは今度の健康診断でピロリ菌検診だ。
 いいきっかけにしたいと思える一冊である・・・



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