2017年11月20日

【すごい学習メソッド−勉強しなさいと言わずに成績が上がる!学校成績アップ日本一の塾長が教える、子どもが即やる気になる勉強法−】藤野雄太 読書日記860



第1章 子どもを勉強嫌いにさせている原因は、コレだ!
第2章 一度勉強嫌いになった子どもをやる気にさせる方法
第3章 全科目成績アップの土台をつくる、何がなんでも「国語力」
第4章 正しく答える力を身につける「トレーニング型勉強法」
第5章 必ず5科目合計100点以上アップする、最強の学習法
第6章 勉強のゴールは、自分の才能を発見して社会に貢献すること


子供を持つ親なら教育という事を考えないことはないだろう。私自身も当然、関心はある。ただ、「勉強しろ」とは言いたくないし、一度も言ったことがない。ではどうするべきか。常日頃そんな問題意識を持っているから、こういうタイトルを目にするとすぐ手が出てしまう。この本は、個別指導塾を経営する著者が語る「子どもが即やる気になる勉強法」の本である。

冒頭から著者は、「子どもは本来勉強が好きである」と語る。しかし、「日々の生活の中でやる気を削がれている」と言う。子どものやる気を削ぐのは、親の「勉強しなさい!」と言う言葉だと言う。我が家にも聞かせたい人物が約1名いる。勉強のために遊びを制限すると成績は伸びなくなるとする。逆に遊びでも好きなことに打ち込める子どもは勉強も頑張れるとすら言い切る。こう言う考え方は面白い。

著者の経営する個別指導塾は、成績がアップする割合が100%なのだと言う。一般的な塾で1/3程度であると言うので、かなり驚異的である。それももともと偏差値39だった著者が、それを70.9まで上げた自身の経験からきているのであろう。「苦手科目は捨てる」と言う大胆な指導法も面白い。子どもは苦手なことよりも好きなことに関心を持つのは当たり前。我が家の息子も歴史が大好きで、1人でどんどん学んでいるのを目の当たりにしているので尚更共感する。

1. 平均点以下のものがあっても気にしない
2. 早期の英才教育は子供をつぶす
3. 毎回のテストに一喜一憂すると長期的視点が持てなくなる
4. 欠点には目をつぶり期待の目で接する
早期の英才教育は、子どもが「ガス欠」になると言うのは、私も小学校時代に塾に通って成績の良かった同級生が、結局「普通の大学」に行っていた経験からよくわかる。

教科の中でも国語力が大事だと著者は語る。これは、『学校じゃ教えない「子供のアタマ」を良くする方法』でも別の方が主張していたが、やはり真理なのだろう。語彙力の違いが理解力の違いになり、点数の差となって現れるのだと言う。そんな語彙力を鍛えるには、「音読」「自由読書(なんでもいい)」「新聞書写」が有効だとする。自由読書のあと、本の要約を説明させたり、意見を聞いたりするのも良いそうで、これなどは親ができることだろう。

終盤は具体的な勉強方法が説明されているが、個人的にヒットしたのは英語の勉強法だろう。日本語と同様、まずは「音」から入るべきで、NHKのラジオ講座などを利用するのがいいとする。そうした勉強法に加え、親としてどうするべきかも興味を引く。親や先生に求められるのは、「子供に嫌われていないこと」だと言うが、そう言えば自分も嫌いな先生の授業には身が入らなかったものだと思い出す。「教育で大事なことは、生涯勉強する子どもを育てること」と言う意見には激しく同意する。全体的に著者の主張するところは、納得性が高い。

内容的には小学生の子供が対象といった感じがするが、子どもの教育にはとても大切なことが書かれていると思う。子どもに勉強させる前に、まず親からこう言う本を読んで勉強すべきと思わされる一冊である・・・


posted by HH at 00:00| Comment(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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