2018年03月26日

【ありがとうの魔法】小林正観 読書日記905



第1章 「お金」が味方になる習慣
第2章 ぜんぶを受け入れる
第3章 「ありがとう」は魔法の言葉
第4章 「人間関係」に恵まれる
第5章 「病気」にならない人の習慣
第6章 「喜ばれる」存在
第7章 「子ども」を伸ばす子育て
第8章 悪口・戦う・否定をしない
第9章 「神様」が味方になる習慣

 著者は、もう故人であるが、多数の著作や講演などで主として生き方の点でいろいろと啓発をされていた方のようである。それを「ベストメッセージ集」としてまとめたのが本書であるという。実は「ベストメッセージ集」は既に2冊出ていて、これが第3弾らしい。そのベストメッセージ集のキーワードは、タイトルの「ありがとう」。40年間の研究の結果、「ありがとう」を言うだけで「神様を味方につける」ことができる(らしい)というのが、その主な主張。

 小林正観氏の説明は、下手をすると「胡散臭い」と取られても無理はない。なにせ、「ありがとうを言い続けて130万回に達したところ、病気の進行が止まった」などという話が出てくるのである。とてもではないが、素直に聞ける説明ではない。「人生は自分が生まれる前に書いたシナリオ通りに進んで行く」なんて、それなら無残に殺されたりした人はよほど下手なシナリオ書きだったのかと突っ込みたくなる。だから、そういう部分には目をつぶり、共感できる部分にスポットを当てて読まなければならない。

・幸せと不幸せは本人の捉え方次第
・不条理を受け入れる(感謝する)と幸せを感じられる
・五戒(不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句)の禁止
・人間関係も仕事も「お陰様=謙虚さ」こそが大切
・どうしたら喜んでもらえるかを考えると商売はうまくいく
・悩み、苦しみという泥水が濃いほど幸せという大輪の花が咲く
・一日中汗をかいて仕事をすれば、冷たい水の一杯でも幸せとなる
一つ一つが、「その通りだなぁ」と思わされる事が続く。こういう考え方は、本当に大事だと思う。

 特に家族についての記述には、今まで自分にはなかった視点がある。それが「家族という名の甘え」である。見知らぬ他人が朝晩食事の支度をしてくれたら、手を合わせて感謝するだろうというが、それはその通りである。家族であるがゆえに、「当然」と思って感謝もしていない(それは夫婦双方がそうであろう)。こういう「家族」という特別視がなければ、悩み・苦しみの9割はなくなるという主張も頷ける。

・尊敬という概念があれば上下関係はスムーズになる
・投げかけたものが返ってくる。投げかけないものは返ってこない
・仕事の原点は、一人一人を大切にすること、一つ一つを大事にすること
・「この子はこのままでいい」と丸ごと受け入れることが子育ての本質
・子どもに何かを伝えるときは、叱る必要はない
仕事、家庭生活、子育てと正観氏の言葉は多岐にわたる。だが、その根底に一貫して流れるのは、「ありがたい」という感情。

 正観氏は生前いろいろと人生相談もされていたようで、その悩みの98%は自分以外のことで悩んでいることだとする。しかし、他人のことなどどうすることもできず、自分にできることは「笑顔になること」「自分が太陽になること」だとする。それも丁寧に受け止めたい言葉である。「胡散臭い」部分は確かにあるが、それで大事なものを見落としたくはない。
一つ一つ、丁寧に感じたい言葉が並ぶ。自分の成長に繋がるものとして、そして常の心のあり方として受け止めたい一冊である・・・



posted by HH at 00:00| Comment(0) | 人生論・哲学・生き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: