2018年03月30日

【多動力 全産業の“タテの壁”が溶けたこの時代の必須スキル】堀江貴文 読書日記907



第1章 一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
第2章 バカ真面目の洗脳を解け
第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
第4章 「自分の時間」を取り戻そう
第5章 自分の分身に働かせる裏技
第6章 世界最速仕事術
第7章 最強メンタルの育て方
第8章 人生に目的なんていらない

 ホリエモンの新刊をまた一冊。この方の考え方はちょっと普通と変わっている。良い悪いではなく、そういう変わった考え方に触れるのは自分自身にとっていい刺激になると考えて毎回手に取っている。今回はタイトルを「多動力」としているが、「多動力」とは「いくつもの異なることを同時にこなす力」だとする。ホリエモンが語るにはピッタリの力だと思う。

 この多動力だが、実は多動力のある人というものは、次から次へと興味が移ってしまい、全くもって落ち着きがないのだという。イーロン・マスクは着替えができない(着替えている途中でやりたいことが出てきてしまい着替えが続けられない)というエピソードを交え、それが説明される。これまでは間違いなく悪いこととされてきた資質である。小学生の通信簿にはおきまりのように書かれる言葉だ。だが、これからの時代はそれが必要なのだとする。

 これからの時代に多動力が求められるのは、インターネットが水平分業モデルを可能にし、あらゆる産業の壁が溶けていくからだとする。あらゆるものが、(テレビ番組ですら)スマホアプリの1つになるだろうし、「これからはフジテレビのライバルは日本テレビではなく恋人からのLINEになる」という喩えはなるほどである。紹介されるホリエモンの一週間のスケジュールは凄まじい。

 寿司屋で10年も修行することはもはや何の意味もないとホリエモンは断言する。これまで修行してきた人たちにはショックだろう。だが、現実に専門学校を出て開店して11ヶ月でミシュランの星を取った飲食店の話をされると黙るしかない。そういう現実を直視し、考えないといけない。そしてホリエモンの言葉はそのヒントになる。

 1. とにかく始めてしまえば必要な知識やノウハウは自ずと身につく
 2. 自分の肩書きが3つ以上ない人は反省
 3. 全部自分でやらなければならないという思い込みをしていては、多くの仕事を手掛けることはできない。思いっきり任せる。
 4. 仕事を選ぶ勇気
 5. ヒマな人ほど(メールの)返信が遅く、忙しい人ほど返信が早い
 6. みっともない失敗をしても3日も経てば誰も覚えていない
 7. 「○○をしたい→○○が必要」というのが筋。「○○を持っている→○○をしないともったいない」というのはうまくいかない

 一方で、やっぱり「如何なものか」と疑問に思うことも少なくない。
1. 経費精算を自分でやるサラリーマンは出世しない
2. 電話をかけてくる (一方的に人の時間を奪う) 人間とは仕事をするな
3. 会議中でも生放送中でもスマホはいじる
こういうところが、ホリエモンの言動に顔をしかめる人が少なくない理由なのかもしれない。その主張にはなるほどと思うも、自分でそうしたいとはやっぱり思えない。

 人間は新しいものに興味がなくなった瞬間に老いが始まるというが、これはその通りだろう。そしてホリエモンはその興味の塊のような人物である。良い悪いではなくとにかく刺激的であるのはこの本でも変わらず。そういう刺激が自分には必要だと思うし、そういう刺激を求めて今後もこの人の著書を読んでいきたいと思わされる一冊である・・・




posted by HH at 00:00| Comment(0) | ビジネス/経営者の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: