2019年11月25日

【GACKTの勝ち方】GACKT 読書日記1096



 GACKTというタレントのことは実はあまりよく知らない。何かの番組で高級品か否かを言い当てる内容で、50何連勝しているというのを見た記憶があるくらいである。実際はシンガーらしいが、その歌を聴いたこともなかった(この本を読むまでは)。ただ、この本を見た時に強烈に興味を抱いただけである。そしてその内容は、ビジネス書としては得る所の多いものである。

 実はGACKTは金持ちなのだという。シンガー以外にもいろいろとビジネスを手がけているらしい。なぜそんなに金を持っているかというと、「GACKTという名前をブランディングし、カネを生み出す仕組みを構築してきたから」だという。稼ぐ本質とは人生をマネタイズすること。「ミュージシャンは音楽だけで稼ぐもの」という古い固定概念に捉われていることこそが稼げない理由だとする。なかなか鋭い視点である。

 ミュージシャンはたくさんのファンに支えてもらわないと成立しない生き方。だからファンを作ることは不可欠であるが、ほとんどのミュージシャンは「まずはいい音楽を作って・・・」と考えるという(素人でもそう思う)。ところがGACKTは、「音楽を続けていつかファンが勝手につくのを待ってるなんていつか当たるはずだとただ宝クジを握りしめて過ごすのと同じくらい愚かなこと」と切って捨てる。だからGacktはまずサポーターを作ることから始めたという。この辺りの考え方は、普通ではない。

 そのサポーターの作り方であるが、3ヶ月で2,000人以上の女性に声をかけたという。その中の50人が本当にサポーターになってくれたという。GACKTも凄いが、その50人も凄い。「僕はファンと自分自身は裏切らない」という言葉もその原点があればこそなのかもしれない。ファンが必要なのはビジネスでも同じという意見はその通りである。雑誌のインタビューも同じような質問ばかりだというが、GACKTは毎回内容を変えているのだとか。「一万回やれば必ず話が上手くなる」という考え方はただ、ただ感服させられる。

 GACKTをやるのは大変だと語る。ハードワークかつストイックな実践内容を聞けば、確かにその通り。私は真似したくない。「自分自身をナメるな、常におまえの前を歩くおまえを追いかけ続けろ」迫力のある言葉は、のほほんと生きている人間には耳が痛いだろう。ある方に聞いたという話がなかなかいい。大事な原則「知・覚・考・動」を「知・覚・動・考」=「とも・かく・うご・こう」と読むという。何より行動が大事であるのは確かだし、うまい言葉だと思う。

 「すべての人間の行動は思考が支配している。思考が結果を生み出す」というのは、真実だと思う。次々に語られる言葉はどれも印象に残る。
1. 毎日サボらずにやっているという行動が自分はできるという自信になる。精神的な軸はそこで生まれる
2. 少なくともビジネスにおいてデブであることにメリットなどない
3. 人の土俵で勝負するな
4. エコノミーに乗る人は、エコノミーに乗る人たちとしか出逢えない。上のクラスに乗ればそのクラスに乗る事ができる人と出逢う。
5. 悩むという行為は停滞もしくは後退の状況。やることなどいくらでもある。
6. 成功から成幸
7. 人は平等じゃない
8. 姿勢とは覚悟。覚悟なき人生にくいなき人生はない

 正直言って、GACKTについてはあまりいいイメージは抱いていなかった。いわゆる「色モノ」的なイメージである。ところがこの本に書かれているのは真面目でストイックな姿。ここまできちんと考えて行動していれば成功するのも不思議ではない。これまでのイメージがガラリと変わったと言える。本質的には、実に核心をついている。ビジネスマンにも十分タメになる一冊である・・・



posted by HH at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | ビジネス/人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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