2019年08月27日

【Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法】ロルフ・ドベリ 読書日記1063



原題: Think clearly The art of the Good Life 52 Surprising Shortcuts to Happiness
《目次》
・考えるより、行動しよう――「思考の飽和点」に達する前に始める
・支払いを先にしよう――わざと「心の錯覚」を起こす
・戦略的に「頑固」になろう――「宣誓」することの強さを知る
・ものごとを全体的にとらえよう――特定の要素だけを過大評価しない
・買い物は控えめにしよう――「モノ」より「経験」にお金を使ったほうがいい理由
・自分の向き不向きの境目をはっきりさせよう――「能力の輪」をつくる
・静かな生活を大事にしよう――冒険好きな人より、退屈な人のほうが成功する
・性急に意見を述べるのはやめよう――意見がないほうが人生がよくなる理由
・読書の仕方を変えてみよう――読書効果を最大限に引き出す方法
・「心の引き算」をしよう――自分の幸せに気づくための戦略
・組織に属さない人たちと交流を持とう――組織外の友人がもたらしてくれるもの
・本当に価値のあるものを見極めよう――あらゆるものの90パーセントは無駄である など

 著者は実業家兼作家。この本はサブタイトルにもある通り、「より良い人生を送るために必要な思考の道具箱」だとしている。それは、良い人生を送るために必要なのは、「たった一つの原則」と言うようなものではなく、道具箱に入っているような雑多な諸々。それを著者は52にまとめ、「思考法」として表しているものである。

 まずは、「考えるより、行動しよう」と始まる。何かを書くと言うアイデアは、「考えている時」にではなく、「書いている最中」に思い浮かぶと説く。それはブログを書いている自分自身が経験則として実感していることである。そしてこの法則は、人間が行うありとあらゆる領域の活動に当てはまる。実際、考えるより行動する方がはるかに難しい。続いて「なんでも柔軟に修正しよう」では、重要なのはスタートではなく、(途中の)修正技術だと言うのは、ちょっと驚きの新鮮な意見である。

 流石に52もあると、自分に合うもの合わないものがある。そこは合うものだけを選択して参考にしたい。
 1. 「ああいう人だから」と分からせた方が勝ち
 2. 失敗の原因を突き止めるたび、人生は上向く
 3. よい人生の基本的なルールは、本当に必要ないものを排除すること(何を手に入れたかではなく、何を避けるか)
 4. 本音を出しすぎないようにする(意識的に2番目の人格を作り上げる)
 5. モノより経験にお金を使う
 6. できることを仕事にする
 7. 自分と波長の合う相手を選ぶ
人間関係、物欲、誰にでもいろいろあるが、言われてみればなるほどというものが多い。

 まだまだ続く。
 1. 性急に意見を述べるのはやめる
 2. 嫉妬をなくす
 3. 解決よりも予防(予防措置には知識だけでなく想像力も必要)
 4. どこに注意を向けるかで幸せを感じるかが決まる
 5. 相手の立場になってみる
 6. 期待は少ない方が幸せになれる
読みながら取っていたメモがどんどん増えていく。自分自身にとっても大いにヒントになる。

 読書については、「よい本を選んで2度読む」という意見が新鮮。また、「心の引き算」というのも同様。銀メダルよりも銅メダルの方が満足度が高いのは、「メダルを取れなかった」ケースを想像するか否か。これは確かにその通りだと思う。「競争が激しいところにわざわざ飛び込まない」というのは、日頃ビジネスで意識していることである。

 著者は「内なる成功」を目指そうと語る。内なる成功とは、心の充実や平静さである。物質的な成功より内面の充実の方が大事だという意見はまったくその通りである。「墓地で一番裕福な人間になるより、今の人生を充実させる」、それこそがよりよい人生そのものだと思う。人生も半ばを過ぎるといろいろと感じるものがある。この本を20代の頃に読んでいたとしたら、あまり感じるところは少なかったかもしれない。自分にとってはいいタイミングだったと思う。

 著者の言う「内なる成功」を自分も意識したいと思わせてくれた一冊である・・・

 

posted by HH at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | ビジネス/自説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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